お食い初めのやり方とは?必要な料理の意味と地域別の特徴

お食い初めをやる事が決まっていても、いつやるのか?やり方があるの?等、よく分からない事や他の家庭ではどうゆう風にやったんだろう、と気になる方も多いのではないでしょうか。そんなよくある疑問をまとめ、お食い初めの料理に込められた意味合いや由来などもお伝えしていきます。お食い初めの由来や献立の意味を知れば、お友達のママと話が盛り上がるかもしれませんね。また、地域によってもお食い初めの呼び方からお祝い膳の内容も違ったりするのでその違いを探したりするのも楽しいですね。

考えている女性の写真

お食い初めとは?

お食い初めは、赤ちゃんが「将来食べ物に困らないように」「病気をせず健康に育ちますように」との願いを込めて、誕生から100日頃にお父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが食べ物を食べさせる真似をする儀式です。一般的には生まれてから100日に行われる事が多い為、「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれています。地域によっては箸揃え、箸祝い、歯固め、真魚始め(まなはじめ)と呼ぶ地域もあるようです。

近年の儀式ではお父さん・お母さん・赤ちゃんだけの場合や、おじいちゃんおばあちゃんも招待してみんなで一緒にお祝いするご家庭が多くなってきています。

 

お食い初めの意味

お食い初めには、赤ちゃんが生まれてから100日まで無事に成長できたことを祝って、これからの将来、一生涯食べるものに困らないようにという願いを込めて、食事を食べる真似をさせるお祝い行事を意味するものです。両親、御親戚から赤ちゃんへの愛情が込められた素敵なお祝い行事です。

お食い初めの由来

お食い初めの歴史は古く、平安時代(西暦794年~1185年)から続く伝統的風習であり、平安時代が始まりと言われています。その当時は赤ちゃんが生まれてから50日目に重湯(流動食の一種)の中に五十の餅(いかのもちい)と呼ばれたお餅を入れて、それを箸を使って子供の口に少しだけ含ませる、という五十日のお祝いが行われていました。その後、その日数が五十日から百日となり、お餅から魚肉へと変わっていったとされています。貴族の儀礼のひとつとして「真魚初め(まなはじめ)」とも呼ばれ、鎌倉時代にはお子様に生後初めて魚や肉を食べさせる儀式として定着して、江戸時代には、お膳にのせて供する食物・料理をそろえて子供に食べさせる真似をする、現在のお食い初めの形が確立されていきました。

現在では一般的に「お食い初め」と呼ばれていますが、「箸揃え」「箸初め」と呼ぶ地域や、生後100日にお祝いする事から「百日(ももか)祝い」とも呼ばれています。

 

お食い初めに必要な準備

せっかくのお祝いの日なので、予め準備が出来るものは早めに準備して、場所や使用するものなど、色々お店を見比べてみたりと下調べが大切です。例えばお店でお祝いする場合とご自宅でお祝いする場合を比べると、お店の場合はお店選びから始め、ご自宅の場合はどこからどこまでを用意するかを決める事になるかと思います。色々なパターンを想定し、早めにお気に入りの物を見つけたり、必要なものと必要でないものを考えたり、ご家族と相談する時間を設けましょう。

お食い初めの時期と場所の決定

・時期

まずはお食い初めをやる日を決めましょう。必ず生後100日目、と言う訳ではなく生後3カ月~4カ月前後で行います。110日目や120日目に行われる方も多く、その日のお天気やお日柄に合わせて行われています。土日や祝日を予定していると、なかなか100日目に合わせるのも難しい部分もあるかと思いますので、お祝いに参加する方との日程調節も必要になってきます。

・場所

お祝いをするのに自宅でお祝いする方と、お店でお祝いする方がいるかと思います。場所によって条件が様々なので、場所も早めに決めておきましょう。

自宅でやる場合は、お店と違い周りのお客さまに気兼ねする事なく行えるので安心です。参加される方の人数をあまり気にする必要もありません。お食い初めの料理は用意する必要があります。手作りしたり、仕出しでお食い初めお祝い膳が注文できるところもあります。最近ではインターネットでお食い初めセットを買ってそれでお祝いする方もいらっしゃいます。また、寒い時期や暑い時期は外に出なくていいので、赤ちゃんへの負担もありません。

料亭やレストランを利用する場合には、予約してしまえばお店に行くだけなので、お料理の食材を準備したりする手間もかかりません。個室を用意してもらえる場合もあります。しかし、急な都合で日程が変更になった場合など、お店によってはキャンセル料が発生してしまいますので注意が必要です。また、参加人数が増えれば費用が高くなるおそれがありますので、予め予算も考えてお祝いする場所を考えるといいでしょう。

 

お食い初めの儀式で必要なもの

・食器

正式なお食い初めの食器は、塗りの漆器、家紋が入った高足の御膳。

塗りの色も性別で異なり、男の子は内側外側とも朱色で、女の子は外側が黒になります。

以前の風習ではお食い初めに使う食器一式を母方の実家から贈る習わしがありましたが、現在ではお食い初めの時にも使える実用的なベビー食器のセットを出産祝いとして贈るケースが増えているようです。

最近では器のレンタルを行っているお店もあるようです。

・料理

正式なものは和食の基本ともいわれる一汁三菜を用意します。これにお祝い事には欠かせない鯛などの尾頭付きの魚を用意します。海の物、山の物どちらか一方に偏ることなく、野菜・魚介・穀類が盛りつけられ、それぞれの食材には、古来からの言い伝えも含め固有の意味が込められています。

・祝い箸

正式には柳の白木箸を使用します。両口箸ともいい、お箸の両端の先端が細くなっています。その意味は片方は人が食べる為に使い、もう片方は神様が食べるものとされる神人共食という、神様への感謝を表したお箸の事です。

・歯固めの石

「歯固めの儀」に使用するもので、お宮参りに行った際の神社などで借りてくると良いでしょう。その神社が遠方の場合は、近所の氏神様のいる神社の境内から借りてきましょう。しかし、使う場合には必ず許可をとってから持ち帰るようにします。お祝いが終わったらお礼を言ってから元の位置へ返しましょう。または、河原で小石を拾ってきてもいいでしょう。丸い小石が良いとされています。最近では通販で歯固め石だけ売っている場合もありますので、そこで購入すれば記念に保管しておけます。

お食い初めの歯固め石の画像

お食い初めのメニュー

お食い初めのメニューは一汁三菜のお祝い膳とされており、そのひとつひとつの食材にも意味が込められています。メニューは地域によって用意するものが変わる場合もあるので、同じ地域でお食い初めを済ませた方に聞いてみたり、両親に聞いてみるのもいいかもしれません。その食材の由来を知っておくと、お食い初めのお祝いの時以外にもお祝い事があった時に役立つかも知れませんね。

 

鯛は尾頭付きのものを用意します。古来より「人は武士、柱は檜、魚は鯛」と言われるほど昔から日本人には色・味・姿と三拍子揃った魚の中の魚であるとされ、それに加え縁起の良い語呂合わせの「目出たい」に通じることより、祝い魚の王道として位置づけられてきました。福をもたらす神とされている七福神では、恵比寿様が釣っている魚が鯛であるなど、祭礼には欠かせない魚です。

飯椀

飯椀にはお赤飯を用意します。赤は古くから魔除けや厄払いの力がある色とされています。邪気を祓い、魔除けの意味を込めて、祝いの席で振舞われます。祝儀用となったのは室町時代で一般庶民の祝いの食卓に広まったのは江戸時代後期と言われ、今に受け継がれています。

汁椀

汁椀にはお吸い物を用意します。特に具材に決まりはありませんが、蛤のお吸い物を用意する方が多いようです。はまぐりは自分がくっついてる殻以外とは合いません。大人になって生涯で一人だけ、ピッタリ合う良い伴侶に巡り合えるように、そんな相手と添い遂げられるようにとの願いが込められています。

香の物、酢の物

香の物や酢の物には縁起がいいことから紅白なますを用意する方や、タコの酢漬け、梅干しを用意したりと様々です。タコには「多幸」を願う意味があります。また、なかなか噛み切れない事から「歯が丈夫に」という意味で関西地方では歯固め石の替わりに使う風習があると言われています。梅干しにはシワシワの見た目から、長生きの象徴であり、その抗菌力、疲労回復などの効果があることなどから、健康促進の意味も込められています。

煮物

煮物にはにんじんやしいたけ、たけのこなどを使った煮物が多い様です。彩りの良い物や旬の野菜を使うといいでしょう。筍には土を押しのけ、すくすくと真っ直ぐに伸びることや、その成長速度の早さ、力強さから、子供の成長を願う親の気持ちを表しています。また、にんじんは飾り切りをするとより華やかになるので余裕のある方は挑戦してみるのもいいかもしれません。

 

お食い初めのやり方

・やり方

お食い初めの際には、養い親(祖父母様や、もしくは親戚の中最年長の人)が赤ちゃんにごはんを食べさせる真似をします。長寿をあやかるという意味があり赤ちゃんが男の子なら男性の方に、女の子なら女性の方に頼み、パパ・ママだけで行う場合はパパが行うのが良いとされています。

・食べさせる順番

お食い初めの儀式では食べさせる順序があります。「食べることに困りませんように」などの願いを込めながら、食べさせる真似をします。

飯椀(赤飯)→汁椀(お吸い物・汁物)→飯椀(赤飯)→鯛→飯椀(赤飯)→汁椀(お吸い物・汁物)

上記の順に行いましょう。その際には、赤ちゃんが誤飲しないように充分に注意しましょう。その後に歯固めの石にお箸で触れ、それを赤ちゃんの口元や歯茎にそっと当てます。

お赤飯は「ひとつぶなめ」と言って1粒だけでも食べさせると良いとされる地域もあるようですが、離乳食もはじまってない時期ですので、真似で済ませるのがいいかもしれません。

※順番や歯固めには様々な説があり、地域によって異なる場合があります。必ずしもこの順番や方法にこだわる必要はございません。

お食い初めのお祝い膳を食べさせるマネの順番

地域によって異なるお食い初め

面白いもので、日本各地でお食い初めの料理の内容なども変わってきます。

・北海道・東北地方

日本の北の方のお赤飯は甘い、というのは御存じの方も多いかと思いますが、甘納豆を使用し、ご飯を炊く地域もあるようです。

・関東地方

飯椀(赤飯)→お吸い物→飯椀(赤飯)→鯛→飯椀(赤飯)→お吸い物を1サイクルとし、ひと口ずつ食べ物を食べさせるふりをして、3サイクル行います。

・関西地方

香の物に梅干を用意する方が多かったり、歯固め石の替わりにタコを用いる方が多いようです。

・九州地方

博多では「ぽっぽ膳」という樹木を薄くして丸く曲げた器が用いられるそうです。曲物はハレの日には欠かせない物とされているようです。

 

東京正直屋おすすめのお食い初めセット

東京正直屋では、便利なお食い初めセットを多数ご用意しております。その中でも一番人気の商品についてご紹介いたします。

・東京正直屋おすすめのお食い初めセット

「お食い初め料理セット 二段 ¥10,800(税込)」

東京正直屋のお食い初め二段重

こちらは白木のお重の中にお料理がセットされたお食い初め料理の二段。尾頭付きの鯛はもちろん、お吸い物をはじめとする一汁三菜全てが入っています。歯固め石・祝い箸もセットに含まれています。お食い初めのやり方説明書や、鯛めしレシピも入っているので、これひとつで簡単にお食い初めのお祝いが出来ます。冷凍でお届けし、前日に冷蔵庫で解凍するだけなので、用意も簡単です。銀座に割烹料理屋を直営する正直屋の料亭の味をお愉しみ下さい。

 

お食い初めは日本の伝統的な行事

お食い初めのやり方がなんとなく分かったでしょうか。各地方によって用意するものが異なったりするかもしれませんが、「絶対こうしなければいけない」という決まりはありません。知識やポイントを覚えておいて、通常の手順通りにやるも良し、肩肘張らずに簡略してお祝いするも良しです。御家族や御親戚のみなさんで相談して決めましょう。赤ちゃんが食べる物に困らず健やかに育ちますように、と両親や親族のみなさんがお子様の幸せな将来を願う気持ちは昔から変わりません。

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